ヴィアレッジョで行われている安田侃野外彫刻展「FORMA SUONO ANIMA」の会期が半年延長され、2025年3月15日 2025年4月20日頃まで開催されます。
今年はプッチーニの没後100年という記念の年にあたり、24年間人々を魅了してきた「安田侃版蝶々夫人」を讃えようと、野外劇場から5キロほど離れたヴィアレッジョで野外彫刻展も開かれました。
海の家が並ぶ海岸通りに9点の彫刻が、さらに公演シーズンに合わせ劇場横の湖畔広場にも大型の《妙夢》を含む5点が設置されました。
展覧会のタイトルは「FORMA(かたち)SUONO(おと)ANIMA(たましい)」。
町の風景に溶け込んだ彫刻に人々は手を置き、間を通り抜けたりと、思い思いに関わっています。
五感を通じて「かたち」に触れる感覚は、オペラという「おと」を楽しむ心と響き合い、「たましい」を大きくふるわせるきっかけとなるでしょう。




ミケランジェロをはじめ、多くの彫刻家がこの地の大理石を求め、数々の作品が生み出されてきたトスカーナ北部の街・ピエトラサンタ。
この街で初めて、一人の彫刻家にスポットを当てた展覧会が行われたのは1995年。この地で長年にわたり制作を続けてきた安田侃の野外彫刻展でした。
2025年、ピエトラサンタでは30年ぶりとなる安田侃『形を超えて』展が開催されます。
昨年、ピエトラサンタ市長によってこの展覧会が発表され、2025年は25年に一度のカトリック教会の聖年にあたり、アートを通じて、平和、調和、静けさ、美と喜びを分かち合う機会としたいと語られました。
中世の面影が残るこの街にある、ドゥオーモ広場やサンタゴスティーノ教会といったさまざまな場所が舞台となり、それぞれの環境に呼応するように20点以上の彫刻が設置されます。



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